油圧シリンダー シールキットの破損
オカダのOSCクラッシャーのシールキット
こんにちは。ビーエスパッキン 部品課の安川です。
いよいよ暖かくなってきたので、時期的に除雪車やグレーダーの油圧シリンダーのシールキットの問い合わせや現物合わせも増えてきましたね。冬の間に使用した建設機械のメンテナンスをされるお客様が増えています。
それとアタッチメントのブレーカーがよく動いているらしく、ブレーカーシールキットのご注文がかなり増えてきております。
当社には毎日 油圧シリンダーの現物合わせが多数送られてきます。
機種がわからないものや純正品がもう手に入らないもの、また純正品が高すぎるので当社の製品で対応して欲しいという理由で送られて来られてきます。
今回はオカダの大割機・OSCのクラッシャーのシールが届きました。
純正品に交換されてまだ3ヶ月ほどしか経たないそうです。
ピストンシールの一部が、ものすごく削られています。ウェアーリングに鉄粉もかなり付着していますね。
あわせてウェアーリングも変形し削られ折れてしまっています。
この純正のウェアーリングは樹脂でコーティングされているタイプで、そうそう折れるものではなくかなり耐久性がある材質にも関わらず大変なことになっていますね。
ロットに傷などの問題があればヘッド側のシールも傷んでないとおかしいのですが、ヘッド側のシールにはほとんど痛みは見当たりません。
と言うことは、おそらくクラッシャーを使用している時に何らかの予想外の圧力がかかってしまったことによりロッドの偏心が発生し、ピストンがシリンダー内部をかじってしまったと思われます。
最初にシールキットを純正品に交換されたのは、安心だからだそうです(^^;
しかも何十万円もかかったそうです(T . T)
当社の2〜3倍以上です(T . T)
せっかく高額な純正品を購入したのに、たった数ヶ月でのトラブルにお客様も頭を抱えておられました(T . T)
確かにひと昔前は、純正品を使用されているお客様からは安心だからというご意見も耳にすることがありました。
それとお客さんからお話をお聞きすると、クラッシャーに関しては使用条件が厳しいところで使うので、どちらにしてもパッキンの劣化は純正品を使ったとしてもそれほど長持ちしないそうです。
しかし今の世の中で人件費や原材料費も高騰する一方で、どこかで折り合いをつけないといけないという切実な現実もあるようです。そこで品質の高いシールキットがあれば、その穴埋めをすることも可能なんです。
現に、油圧ショベルの純正メーカーさん自体も純正品を使わないで、当社の製品をご利用になられる場合も多々ございます♪
最近ご新規でのお問い合わせをいただくお客様は、上記のような事情で当社をご利用いただけるお客様がほとんどですね。
一度ご利用いただいて使用感が良かったということで、リピートいただけるケースがほとんどです。確かに違う業者に物を依頼するのも最初は勇気がいりますよね(^.^)
右から左にシールキットの販売だけを行う業者さんもたくさんありますが、弊社の場合は油圧シリンダーの修理業も行っております。そこからのデータのフィードバックやケースバイケースのご提案など他の業者さんにはない知識や技術も持ち合わせております。
価格的に純正品より大幅に安くて、耐久性にも問題がなければお安い方が良いのは当然ですよね。
特にクラッシャーなどのアタッチメントのシールキットやブレーカーシールキットなど大きなサイズのパッキンになってくると、純正品の価格は私たちが聞いたら目が飛び出るくらいとんでもない価格が設定されていることがほとんどなんです。(@_@)
当社ももう何十年も国内で油圧ショベルのシールキットの販売をさせていただいており、ほとんどが昔からお取引をいただいているお客様です。
それだけ継続してお取引いただけているということに、当社としても品質や価格、また商品知識に関しての自信も持っております。
一度お試しいただく価値は十分にあると思いますよ〜(^_^)v
※このあとお客様にパッキンの現状分析をさせていただき、修理も当社で承ることになりました。
※純正品が生産終了となっている、東空のブレーカーシールキット TNB-2E,TNB-4E,TNB-6E,TNB-7E,TNB-14Eも、当社では引き続き販売を致しております。